大型ウイング車とは?特徴やメリット、人気メーカーの車種を徹底解説!

トラックの荷台側面が大きく開き、フォークリフトでの積み下ろしをスムーズに行える 「ウイング車」
運搬業や引越業界をはじめ、さまざまな業種で利用されている人気のトラックです。

特に 「大型ウイング車」 は、車両総重量が 11t以上、最大積載量が 6.5t以上 というスケールを誇り、一度に大量の貨物を輸送できるため、長距離輸送や大量運搬を行う企業にとって欠かせない存在です。

今回は、そんな 大型ウイング車の特徴やメリット、代表メーカーの人気モデル について詳しくご紹介します!


大型ウイング車とは?特徴とメリットを解説

ウイング車は、通常のアルミバンと違い、荷台の側面が鳥の翼のように大きく開く 仕組みになっています。
そのため、フォークリフトを使った積み下ろしが簡単 にできるだけでなく、荷崩れのリスクを軽減し、雨風から荷物を守る というメリットもあります。

ウイング車の主な開閉方式

ウイング車の荷台は、以下の3つの開閉方式に分類されます。

① フレキシブルオープンタイプ

荷台の側面を 全開・半開など柔軟に調整できるタイプ
荷物の積載量や作業環境に合わせて開閉ができるため、特に 倉庫での作業効率を向上させたい場合に最適 です。

② ターンオーバータイプ

片側のウイングを 大きく開閉できるタイプ で、狭いスペースでもスムーズに積み下ろしが可能。
都市部の配送センターや、限られたスペースで作業を行う現場で活躍します。

③ 上昇開閉タイプ

天井部分が上昇し、開口部を大きく確保できるタイプ。
大型の荷物や、フォークリフトでの作業を効率化したい場面で特に便利です。

ウイング車のこのような機能により、運送業・宅配業・引越業などのさまざまな分野で高い需要 があります。


代表メーカーの大型ウイング車ラインナップ

日本国内で人気の大型ウイング車を製造している主要メーカーと、代表的な車種について紹介します。

いすゞ「ギガ」のウイングバン

いすゞ自動車は、日本国内のトラック市場で高いシェアを誇るメーカー。
特に 「ギガ」シリーズ は、大型ディーゼルエンジン 「D-CORE」 を搭載し、力強い走行性能高い燃費性能 を両立しています。

また、安全性にも優れ、プリクラッシュブレーキや全車速対応のミリ波車間クルーズ などの運転支援システムも充実。
搭載される ウイングボディ「Gカーゴ」 は、汎用性が高く、多様な荷物の輸送に対応できます。

特徴

  • パワフルな走行性能と高い燃費性能
  • 安全性能が充実(プリクラッシュブレーキ搭載)
  • 「Gカーゴ」ウイングボディで多用途に対応

日野「プロフィア」のウイングバン

日野自動車は、トヨタの連結子会社として、商用車市場で強い影響力を持つメーカー。
その中でも 「プロフィア」シリーズ は、高出力ながらも低振動で快適な運転性能 を実現したモデルです。

また、9Lエンジンに2段過給ターボとインタークーラーを搭載 し、大量の荷物を積載した際にもスムーズな加速を可能にします。

ウイングバンには、標準仕様の「VQ WING」 や、ジョロダーレールや埋め込み式ローラーを装備した 「VQ プラスシリーズ」 があります。

特徴

  • エンジンの耐久性が高く、長距離輸送に最適
  • 9Lエンジン+2段過給ターボでパワフルな走行
  • 安全機能が充実(PCS標準装備)

三菱ふそう「スーパーグレート」のウイング

三菱ふそうは、メルセデス・ベンツを手掛けるダイムラー社の連結子会社として、高性能なトラックを生産しています。
「スーパーグレート」シリーズは、6R20(総排気量10.7L)と6S10(総排気量7.7L)の2種類のエンジンを搭載 し、低燃費と高積載を両立。

特に 「LIMITEDシリーズ」 は、低燃費を重視したパッケージ車として人気が高く、
「DWINGシリーズ」 は、好みの仕様を選択できるカスタム対応型モデルとなっています。

特徴

  • 積載量を大幅に増やす軽量設計
  • 選べる2種類のエンジンで燃費とパワーのバランスを実現
  • カスタム対応が可能な「DWINGシリーズ」

UDトラックス「クオン」のウイングバン

UDトラックスは、スウェーデンのボルボ・グループの一員として、高い品質のトラックを生産。
「クオン」シリーズは、軽量ながらもパワフルなエンジン を搭載し、
全輪ディスクブレーキを標準装備した安全性能の高さ も魅力です。

ウイングボディは、積載性と荷役性に優れた「パーフェクト クオン」シリーズが展開され、
オーダーメイド感覚でカスタマイズが可能です。

特徴

  • 全輪ディスクブレーキを標準装備
  • 燃費性能が高いエンジンと「ESCOT-Ⅵ」のギア制御
  • 豊富なオプションでカスタマイズが可能

ウイング車の上物メーカーとは?

ウイング車の荷台部分は、トラックメーカーとは別の「上物メーカー」 が製造することが一般的です。
代表的な上物メーカーは以下の4社。

日本フルハーフ(ウイングボディのトップブランド)
トランテックス(アルミバンや冷凍ウイングの製造)
日本トレクス(高耐久ウイングボディを展開)
パブコ(三菱ふそうの子会社で、軽量ウイングボディを生産)

上物メーカーによって、ウイングボディの仕様や性能が異なる ため、車両購入時には どの上物メーカーが採用されているかを確認することも重要 です。


まとめ|大型ウイング車は運送業に最適なトラック!

大型ウイング車は、スムーズな積み下ろしと優れた積載効率を実現 するトラックです。
メーカーや車種によって特徴が異なるため、用途に応じた最適な1台を選びましょう!

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