物流業界や産業廃棄物の運搬に欠かせない「コンテナ専用車」。
コンテナを荷台に搭載できるこのトラックは、さまざまな業種で活躍し、用途に応じた種類が存在します。
今回は、コンテナ専用車の基本から用途、種類、さらには選び方のポイントまで詳しく解説します。
コンテナ専用車の導入を検討している方や、買い替えを検討している方はぜひ参考にしてください!
コンテナ専用車とは?基本をチェック!
コンテナ専用車とは、荷台部分にコンテナを搭載できるトラックのことです。
正式名称は「脱着装置付きコンテナ専用車」といい、コンテナの積み降ろしが可能な装置をシャーシ部分に搭載しています。
コンテナの種類が豊富なため、産業廃棄物の回収・建設資材の運搬・食品輸送など、さまざまな業種で活用されています。
また、メーカーによって名称が異なるため注意が必要です。
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極東開発工業:「フックロール」
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新明和工業株式会社:「アームロール」
どちらも脱着装置付きのコンテナ専用車ですが、名称が違うだけで基本機能は同じです。
コンテナ専用車の用途と種類
🔹 主な用途
コンテナ専用車は、積載量の多さと着脱の利便性を活かし、幅広い業種で使用されています。
代表的な用途は次の通りです。
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産業廃棄物の回収・運搬
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食品・飲料の輸送
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砂・砂利・建設資材の運搬
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リサイクル業務(古紙・鉄くずなど)
用途に合わせて、適したコンテナの種類を選ぶことが重要です。
🔹 2種類のタイプ
コンテナ専用車には「トレーラータイプ」と「カーゴタイプ」の2種類があります。
① トレーラータイプ
🚛 特徴
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大型コンテナ(海上コンテナ・鉄道コンテナなど)を運搬
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長距離輸送に最適
🚛 代表的な種類
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セミトレーラー:最も一般的なタイプ
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フルトレーラー:牽引車と荷台が独立
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ポールトレーラー:長尺物の輸送に対応
② カーゴタイプ
🚛 特徴
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小型~中型のコンテナを1~2台運搬可能
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一般物流や建設現場で多く利用
🚛 代表的な種類
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アームロール(フックロール):脱着式コンテナを搭載、産廃業で定番
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ロールオンタイプ:スライド式で荷台に積み込み
コンテナの種類と用途
搭載するコンテナの種類によって、用途が大きく変わります。
| コンテナの種類 | 主な用途 |
|---|---|
| オープン/テールゲートコンテナ | 一般貨物・廃棄物回収 |
| フラットデッキ型 | 重機・建設機械の輸送 |
| カーゴコンテナ | 食品・工業製品の輸送 |
| 密閉型コンテナ | 肥料・廃棄物の輸送 |
| バルクコンテナ | 穀物・セメント・飼料など粉粒体輸送 |
| タンクコンテナ | 液体(飲料水・化学薬品など)輸送 |
| 分別型コンテナ | リサイクル品や分別廃棄物の回収 |
用途に合ったコンテナを選ぶことで、効率的で安全な輸送が可能になります。
コンテナ専用車を選ぶ際のポイント
🔹 1. 必要な免許
特別な免許は不要で、ベース車両に応じた免許(普通・準中型・中型・大型)で運転できます。
🔹 2. ベースとなるトラック
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小型(2t・3t):市街地や狭い現場向け
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中型(4t):産廃業・建設現場に最適
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大型(10t):長距離・海上コンテナ輸送向け
🔹 3. メーカーの特徴を理解
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極東開発工業(フックロール):汎用性が高くサイズ展開が豊富
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新明和工業(アームロール):チルト排出機構付きで作業効率アップ
メーカーの違いを理解し、運ぶ荷物や現場環境に最適な車両を選びましょう。
コンテナ専用車は幅広い業種で活躍!
コンテナ専用車は、産業廃棄物・建設資材・食品・液体など多様な貨物を効率的に運べる万能トラックです。
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「トレーラータイプ」と「カーゴタイプ」の2種類があり、用途に応じて選べる
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コンテナの形状により、運搬できる荷物が異なる
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メーカーによって仕様が異なるため、選定が重要
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