三菱ふそう「ファイター」の年式ごとの特徴と進化を徹底解説!

三菱ふそうの中型トラック「ファイター」は、1984年の発売以来、国内外で高い評価を得ているトラックです。特にエンジンへのこだわりが強く、4気筒と6気筒の2タイプを用意し、走行性能と燃費性能を両立させた設計が魅力です。2018年にはダウンサイジングエンジンを採用し、2019年モデルでは安全性能を大幅に向上させるなど、時代とともに進化を遂げています。

今回は、ファイターの年式ごとの特徴を詳しくご紹介します。外装や内装、装備の違いを知ることで、中古トラックを選ぶ際の参考にしてください。

ファイターの特徴と魅力

ファイターは、中型トラックの中でも特に輸送環境の向上を意識して設計されています。エンジンは4気筒の4V20型と、6気筒の6M60型の2種類があり、それぞれ積載量と燃費のバランスが取れた仕様となっています。

さらに、安全性能も充実しており、「アテンション・アシスト(車線逸脱警報システム)」や「衝突被害軽減ブレーキ」など、ドライバーの運転をサポートする機能が搭載されています。

ボディーバリエーションも豊富で、カーゴ、ウィングバン、ダンプ、クレーン仕様など、さまざまな用途に対応可能です。

初代ファイター(1984年〜1992年)

1984年に登場した初代ファイターは、当時の三菱ふそうの大型トラック「ザ・グレート」と多くの部品を共用していました。ヘッドライト、ドア、キャブ後窓などは共通設計となっており、堅牢な作りが特徴でした。

初代ファイターの主な変遷

  • 1987年:ラジエーターグリル上部へのパネルモール装着、230馬力インタークーラー付きターボエンジンを追加。
  • 1988年:FMシリーズに4WD車を追加。
  • 1990年:平成元年排出ガス規制適合。
  • 1991年:210馬力の自然吸気エンジンを搭載。

このように、初代モデルは時代の変化に合わせて徐々に改良が加えられてきました。

2代目ファイター(1992年〜現在)

1992年にフルモデルチェンジを遂げた2代目ファイターは、キャビンデザインが丸みを帯びた形状に変更され、ヘッドライトもプロジェクタータイプの異形4灯へと進化しました。

2代目ファイターの主な変遷

  • 1998年:「ファイターNX」登場(ショートキャブ仕様)。
  • 1999年:キャブデザインを変更し、新型インタークーラーターボエンジンを搭載。
  • 2004年:2度目のマイナーチェンジ。
  • 2005年:「ファイターNX」が「ファイター」に統合。バンパーにヘッドライトを配置。
  • 2018年:ダウンサイジングエンジンを採用。
  • 2019年:「アクティブサイドガードアシスト」や「衝突被害軽減ブレーキ(AMBプラス)」などの安全機能を追加。

特に2019年モデルでは、安全性能の大幅な向上が見られ、前方車両や障害物を検知する高精度ミリ波レーダーを搭載。さらに、「マルチファンクションモニター」によりリアルタイムで燃費確認が可能になり、環境性能も向上しました。

中古ファイターの選び方

ファイターは長年にわたって改良が加えられているため、年式による違いをしっかり理解することが重要です。

  • コストパフォーマンスを重視するなら:1999年以降のモデルはキャブデザインやエンジン性能が向上し、燃費性能にも優れています。
  • 最新の安全機能が必要なら:2019年以降のモデルがオススメ。衝突被害軽減ブレーキや横滑り防止装置などの先進技術が搭載されています。
  • 高積載を求めるなら:6気筒エンジン搭載モデルが適しています。

まとめ

三菱ふそう「ファイター」は、1984年の登場以来、エンジンの進化と安全性能の向上を重ねてきた中型トラックです。2019年モデルでは、環境性能と安全機能がさらに強化され、ドライバーの負担を軽減する設計となっています。

中古トラックを検討する際には、年式ごとの特徴をしっかり確認し、自分の用途に最適な1台を選びましょう。

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