中型トラックは、大型トラックほどの大きさではないものの、しっかりとした積載量を確保しながら小回りの利く利便性の高さが魅力です。特に、運送業や建設業などで幅広く活躍しているのが**日野「レンジャー」とUDトラックス「コンドル」**です。
それぞれのトラックには特徴があり、どちらを選ぶか迷っている方も多いのではないでしょうか？今回は、レンジャーとコンドルの基本スペック・走行性能・乗り心地・安全性能などを徹底比較し、それぞれの違いを詳しく解説します！
レンジャーとコンドルの基本スペックを比較
レンジャーの基本スペック
レンジャーは、日野自動車が製造・販売する中型トラックです。日野はトヨタグループの商用車メーカーであり、レンジャーは堅牢なボディと安定した走行性能を持つことで知られています。
レンジャー（FC2ALBA-DBABA）の基本仕様
- 全長：8,665mm
- 全幅：2,230mm
- 全高：2,405mm
- 荷台長：6,705mm
- 荷台幅：2,130mm
- 荷台高：395mm
- 最大積載量：4.150t
- 車両総重量：7.960t
コンドルの基本スペック
コンドルは、UDトラックス（旧日産ディーゼル工業）が開発した中型トラックです。かつて日産ブランドとして販売されていましたが、現在はUDトラックスとして展開され、いすゞの「フォワード」とも関係が深いモデルです。
コンドル（PB-MK37A）の基本仕様
- 全長：8,700mm
- 全幅：2,350mm
- 全高：3,500mm
- 荷台長：6,230mm
- 荷台幅：2,240mm
- 荷台高：2,230mm
- 最大積載量：2.650t
- 車両総重量：7.970t
レンジャーとコンドルの走行性能を比較
レンジャーの走行性能
レンジャーは、低振動で耐久性が高く、長距離走行にも適している点が強みです。
- エンジン型式：A05C-TE（A5-V）
- 最高出力：177KW（240PS）／2300rpm
- 最大トルク：794N・m（81kgf・m）／1,400rpm
- トランスミッション：6MT
- 燃料タンク容量：200L
- 総排気量：5.123L
燃費性能にも優れており、環境基準をクリアするDPRⅡ（尿素フリー）やDPR＋尿素SCR技術を搭載し、ランニングコストを抑える設計になっています。
コンドルの走行性能
コンドルは軽量でコンパクトなエンジンながらも、高効率な燃費性能を発揮する点が特徴です。
- エンジン型式：4HK1-TCC、4HK1-TCS、4HK1-TCH
- 最高出力：190～240PS
- 最大トルク：515～765N・m
- トランスミッション：6MT、AMT
- 燃料タンク容量：100L
UDトラックスのコンドルは、エコストップ機能（アイドリングストップ）やDPD+尿素SCR技術を採用し、環境負荷を低減。さらに、**ECONO（エコノモード）**を搭載することで、省燃費運転を実現しています。
レンジャーとコンドルの乗り心地と安全性能を比較
レンジャーの安全性能＆乗り心地
レンジャーは、商用車トップクラスの居住性を実現するために設計されています。
- 快適な運転空間：広々としたキャビン設計と、多彩な収納スペース
- 高性能シート：ファブリックシートが標準装備（オプションで高機能シートに変更可）
- 最新の安全装備：
- プリクラッシュセーフティ（衝突回避支援）
- レーンディパーチャーアラート（車線逸脱警報）
- 車両ふらつき警報
- ドライバーモニターⅡ
- マルチインフォメーションシステム（音声ガイド付）
コンドルの安全性能＆乗り心地
コンドルは、先進の安全システムを搭載し、ドライバーの負担を軽減する工夫が施されています。
- 快適なキャビン：広々とした室内空間と、多彩な収納スペース（ドアポケット、DINスペースなど）
- 選べるシート素材：標準はクロスシート、オプションでビニール仕様も選択可能
- 安全装備：
- プリクラッシュブレーキ（衝突回避支援）
- 車線逸脱警報（LDWS）
- ミリ波車間ウォーニング（前方車両との車間距離警報）
まとめ：レンジャーとコンドル、どちらを選ぶべき？
- レンジャーを選ぶべき人
- 長距離輸送が多く、安定した走行性能を求める
- 燃費性能を重視したい
- 幅広いオプションからカスタマイズしたい
- コンドルを選ぶべき人
- 軽量でコンパクトなエンジン性能を活かしたい
- 操作性の高いオートマチックトランスミッション（AMT）を希望
- エコノモードでさらに省燃費を追求したい
どちらも優れたトラックですが、使用用途や好みに応じて最適な1台を選びましょう！トラック買取・中古トラックの購入を検討している方は、ぜひ当店にご相談ください！
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