トラックを選ぶ際に重要なのが、ドライバーが乗車するキャビン(キャブ)の種類です。キャビンの広さや形状によって、運転の快適性や積載スペースが大きく異なります。
本記事では、トラックのキャビンの種類ごとの特徴やメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。
キャビン(キャブ)とは?
トラックのキャビン(キャブ)とは、ドライバーや乗務員が乗る運転席部分のことを指します。荷台のサイズと同様に、キャビンの形状も用途に応じてさまざまな種類があります。
キャビンの選び方によって、積載量や運転の快適性が大きく変わるため、トラックを購入する際には適切なキャビンを選ぶことが重要です。
トラックのキャビン(キャブ)の種類と特徴
1. ショートキャブ(標準キャブ)
特徴
- 最もコンパクトなキャビンタイプ。
- 運転席と助手席の背後にスペースがなく、就寝用のスペースがない。
- 小型から大型トラックまで幅広く採用されている。
メリット
- 小回りが利き、狭い道路でも運転しやすい。
- 軽量のため最大積載量を増やせる。
- 荷台の長さを最大限に活用できる。
デメリット
- 居住スペースが狭く、長距離運転には向かない。
- 休憩スペースがないため、長時間の運転が負担になる。
2. フルキャブ(フルキャビン)
特徴
- ショートキャブよりも全長が長く、運転席の後ろに就寝スペースがある。
- 中型・大型トラックに多く採用されている。
メリット
- 運転中の休憩や仮眠がしやすい。
- 広いキャビンで快適な運転環境を確保できる。
デメリット
- キャビンが大きいため、荷台スペースが減少する。
- キャビンが重くなる分、最大積載量が減ることがある。
3. ワイドキャブ
特徴
- ショートキャブよりも幅が広く、ゆとりのある室内空間を実現。
- 小型から大型トラックまで幅広く採用されている。
メリット
- キャビンの広さが増し、乗車時の快適性が向上。
- 荷台の幅も広くなるため、大きな荷物を積載しやすい。
デメリット
- 車幅が広いため、市街地の狭い道路では運転しにくい。
- ショートキャブに比べると価格が高くなることが多い。
4. ダブルキャブ
特徴
- 後部座席があり、5人程度が乗車可能なキャビンタイプ。
- 主に小型トラックに採用される。
メリット
- 乗務員を多く乗せることができるため、作業員を現場に運ぶのに適している。
- キャビンが広く、居住性が向上する。
デメリット
- キャビンが大きくなる分、荷台スペースが狭くなる。
- 最大積載量が減少する可能性がある。
5. ハイルーフキャブ
特徴
- 天井が高く設計されており、車内で立つことが可能。
- 就寝スペースが広く確保されている。
- 主に大型トラックに採用される。
メリット
- 長距離運転に適した広々とした居住空間。
- 広い就寝スペースを確保できるため、快適な休憩が可能。
デメリット
- 他のキャビンに比べて価格が高い。
- 車両全高が高くなるため、一部の駐車場や低い橋の下を通行する際に制限がある場合がある。
自分に最適なキャビンを選ぼう!
キャビンの種類によって、運転の快適性や積載量、用途が大きく異なります。
- 短距離・市街地運転が多い場合 → ショートキャブがおすすめ。
- 中・長距離輸送が多い場合 → フルキャブやハイルーフキャブがおすすめ。
- 乗務員を多く乗せる場合 → ダブルキャブが便利。
- 広い荷台幅が必要な場合 → ワイドキャブが適している。
トラックの選択に迷ったら、用途や運転スタイルに合わせて適切なキャビンを選びましょう!
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