小型トラックの中でも高い人気を誇る、トヨタの「ダイナ」と日野の「デュトロ」。
どちらも業務用トラックとして幅広いシーンで活躍していますが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?
本記事では、両車の基本スペック、走行性能、燃費、乗り心地、安全性などを徹底比較し、どちらのトラックがあなたの用途に適しているのかを解説します。
メーカーの特徴
トヨタ「ダイナ」
トヨタ自動車は、日本国内で圧倒的なシェアを誇る自動車メーカーであり、小型トラック市場でも強い存在感を持っています。ダイナは、1969年に誕生し、以来、物流業界や建設業などで広く活躍してきました。
日野「デュトロ」
日野自動車はトラック・バスを中心に展開するメーカーで、トヨタ自動車の傘下にあります。デュトロは、日野の技術とトヨタのノウハウを融合させた小型トラックであり、高い耐久性と快適な運転性能が特徴です。
ダイナとデュトロの基本スペック比較
外観とサイズ
ダイナ(XZC605-TQFMY)
- 全長:4,690mm
- 全幅:1,695mm
- 全高:1,970mm
- 荷台内寸法:3,115mm × 1,615mm × 380mm
- 最大積載量:2t
- 車両総重量:4,465kg
デュトロ(XZC675M-TQMMX)
- 全長:4,690mm
- 全幅:1,695mm
- 全高:1,980mm
- 荷台内寸法:3,115mm × 1,615mm × 380mm
- 最大積載量:2t
- 車両総重量:4,775kg
基本的な寸法はほぼ同じですが、デュトロの方が車両総重量がやや重くなっています。
走行性能の比較
エンジン性能
ダイナ
- エンジン:インタークーラー付きターボ・直列4気筒ディーゼル
- 燃費:13.6km/L(2.0t積載車)
- 特徴:ハイブリッド制御システムを搭載し、最適な走りを実現
デュトロ
- エンジン:ディーゼルエンジン/ハイブリッドディーゼルエンジン
- 燃費:13.6km/L(2.0t積載車)
- 特徴:燃費向上を追求し、ハイブリッドモデルもラインナップ
ダイナとデュトロの燃費は同じですが、デュトロはハイブリッドモデルもあり、燃費をより向上させる工夫がされています。
操作性と乗り心地
ダイナ
- コイル式独立懸架サスペンションを採用し、安定した走行性能を発揮
- ワイドなキャビン設計で開放感があり、運転しやすい
- 足元スペースに余裕があり、快適な乗車環境
デュトロ
- 最小回転半径4.4mで、狭い道路でもスムーズな運転が可能
- マルチインフォメーションディスプレイを搭載し、操作性が向上
- 人間工学に基づいたシート設計で、長距離運転でも快適
どちらのトラックも快適な乗り心地を提供していますが、デュトロの方が小回りが利くため、都市部での運転がしやすいというメリットがあります。
安全性能の比較
ダイナの主な安全装備
- 前進誤発進抑制機能
- 電動パーキングブレーキ
- スマートエントリー&プッシュスタートシステム
デュトロの主な安全装備
- PCS(衝突被害軽減ブレーキシステム)
- 低速衝突被害軽減機能
- 視認性向上のためのLEDメーター
どちらも高い安全性能を備えていますが、デュトロはサポカー認定を受けるなど、より先進的な安全技術が導入されています。
どちらのトラックを選ぶべき?
比較項目 | ダイナ | デュトロ |
---|---|---|
メーカー | トヨタ | 日野 |
最大積載量 | 2t | 2t |
走行性能 | ハイブリッド制御で快適 | 小回りが利く運転性能 |
燃費 | 13.6km/L | 13.6km/L(ハイブリッドあり) |
乗り心地 | ゆとりあるキャビン | 長距離でも疲れにくい設計 |
安全性能 | 基本機能を標準装備 | 先進安全技術を搭載 |
ダイナは、安定感のある走行性能とゆとりのあるキャビン設計が魅力。 デュトロは、都市部での取り回しの良さや先進的な安全装備が魅力です。
まとめ
トヨタ「ダイナ」と日野「デュトロ」は、どちらも優れた小型トラックであり、それぞれに強みがあります。
- 長距離輸送や快適性を重視するなら「ダイナ」
- 狭い道や市街地での運転が多いなら「デュトロ」
用途や好みに応じて、最適な一台を選びましょう。
エブリィでは、「ダイナ」と「デュトロ」の中古トラックも取り扱っています。 お気軽にお問い合わせください!
中古トラックの売却を検討されている方はエブリィのかんたん買取査定もしくは海外委託販売をぜひご活用ください。
「あなたのクルマを、必要としている国へ」
トラック買取・車買取・トラクター買取・自動車輸出・貿易コンサルティング
株式会社エブリィ