いすゞ自動車が誇る大型トラック「ギガ」は、その快適性と高性能な走行性能で多くのドライバーに支持されています。長距離輸送や物流の要として活躍するギガですが、燃費や維持費はどの程度かかるのでしょうか?
今回は、ギガの燃費や年間の維持費、さらに維持費を抑えるためのポイントについて詳しくご紹介します。
ギガの燃費はどのくらい?
ギガは、低燃費化を追求しながらも、積載量やエンジン性能によって燃費が大きく異なります。国土交通省の自動車燃費一覧によると、ギガの燃費値は1.92~4.45km/Lとなっています。
特に、スムーサーGといういすゞ独自の省燃費シフトマシーンを搭載したモデルは、燃費性能が向上しているのが特徴です。低燃費を実現するために、電子制御式無段階可変容量型ターボやコモンレールシステムを採用し、燃料の効率を最大限に高めています。
ギガの年間維持費はどれくらい?
大型トラックの維持には多くの費用がかかります。ギガの維持費は「税金」「固定費」「変動費」の3つに分類できます。
1. 税金
ギガを維持するためには、自動車税と自動車重量税を支払う必要があります。
- 自動車税(最大積載量9tの場合)
- 自家用:46,800円
- 営業用:34,200円
- 自動車重量税(車両総重量24tクラス)
- 自家用:102,500円/年
- 営業用:65,000円/年
エコカー減税対象車であれば、税金の軽減措置が適用される場合があります。
2. 固定費
- 車検費用(年1回)
- 200,000円~
- 自賠責保険(12カ月契約)
- 自家用:22,570円
- 営業用:30,530円
- 任意保険(加入する保険による)
- 約400,000円/年
3. 変動費
- 燃料費(年間走行距離30,000km、燃費4.20km/L、軽油価格113.9円/Lで計算)
- 年間燃料費:約810,000円
- オイル交換費用
- 1回約30,000円
- タイヤ交換費用(1本3万~4万円、交換タイミングによる)
- 30~40万円/年
- 高速料金(使用頻度により変動)
年間維持費の総額
以上の費用を合計すると、ギガの年間維持費は 約1,700,000~1,800,000円 になると予想されます。
ギガの維持費を抑える方法
1. 車検方法を見直す
車検費用を抑えるには、いくつかの方法があります。
- ユーザー車検を利用する
- 自分で陸運局に持ち込むことで、約100,000円の節約が可能。
- 複数の車検業者に見積もりを取る
- 民間の整備工場やディーラーの価格を比較し、最もコストパフォーマンスの良い業者を選ぶ。
2. 減トンする
「減トン」とは、構造変更手続きを行い、最大積載量を減らすことです。これにより、以下のようなメリットがあります。
- 自動車税の軽減
- 自賠責保険料の削減
- 法定料金を抑えて車検費用を低減
特に、ギガのような大型トラックでは減トンの影響が大きく、維持費の削減につながる場合があります。
まとめ:ギガの維持費と節約方法を理解して賢く運用!
ギガは快適性と経済性能を兼ね備えた大型トラックですが、維持費は決して安くはありません。税金や保険料、メンテナンス費用などを考慮すると、年間で 約1,700,000~1,800,000円 のコストがかかる可能性があります。
しかし、車検方法の見直しや減トンを活用することで、維持費を抑えることも可能です。ギガの購入や維持を検討する際には、燃費や維持費の詳細をしっかりと確認し、最適な運用方法を考えていきましょう。
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