台風やゲリラ豪雨、津波などの自然災害が増える中、トラックが水没・冠水する被害が各地で発生しています。
水没・冠水したトラックは、エンジンや電気系統に深刻なダメージを受けることが多く、修理費用が高額になるケースも少なくありません。
「水没・冠水したトラックは修理できるのか？」
「修理費用が高額なら、売却はできるのか？」
今回は、水没・冠水したトラックの影響や修理費用、売却の可能性や買取業者の選び方について詳しく解説します。
トラックが水没・冠水するとどうなる？影響を徹底解説
トラックは一般的な乗用車に比べて車高が高く、水に強い設計ですが、一定の水位を超えると深刻なダメージを受ける可能性があります。
特に影響を受けやすいのは以下の3つのポイントです。
① エンジンが停止する
トラックのマフラーやエアインテークから水が侵入すると、排気ができなくなり、エンジンが停止します。
水没の程度によってはエンジン内部にも水が入り、修理不能になるケースもあります。
② 部品の劣化が進む
水に浸かることで、部品の錆びやカビの発生、腐食が加速します。
特に海水に浸かった場合は塩分によるダメージが大きく、部品の交換が必要になるケースが増えます。
③ 電気系統がショートし、故障する
現代のトラックには電子制御システムが多く搭載されており、水が入るとショートして作動不能になります。
ショートによる発火の危険もあるため、水没後は絶対にエンジンをかけないことが重要です。
🚨 水没・冠水したトラックで絶対にやってはいけないこと
- エンジンをかける（ショートやエンジン内部の水混入リスクがある）
- 電装品を操作する（バッテリーが生きていると感電の危険）
- 自己判断で乾燥させる（内部が乾ききらず、カビや故障の原因に）
水没後は、速やかにロードサービスや整備工場へ連絡し、安全な場所へ移動させることが大切です。
水没・冠水したトラックの修理費用はいくら？
水没トラックの修理費用は、被害の範囲や修理内容によって大きく変わります。
エンジン修理
- オーバーホール（分解・清掃・修理） → 約50万円〜
- リビルトエンジン交換（再生品への交換） → 約100万円以上
- 中古エンジン交換 → 約80万円〜150万円
エンジンが冠水すると、オーバーホールだけでは済まないケースも多く、エンジン載せ替えの費用がかかることもあります。
電気系統の修理
- ECU（電子制御ユニット）交換 → 約20万円〜50万円
- 配線系統の修理 → 約10万円〜30万円
電子制御ユニットや配線のショートは交換対応が基本となるため、修理費用が高額になりやすいです。
その他の修理費
- 内装のクリーニング（シート・カーペットの交換含む） → 約10万円〜30万円
- ボディやシャーシの防錆処理 → 約10万円〜20万円
🚨 修理費用の合計は？ 水没の度合いによりますが、軽度の修理でも30万円以上、エンジン載せ替えなどが必要な場合は100万円以上かかることが多いです。
水没・冠水したトラックは売却できる？
「修理費が高すぎるなら、売却できないのか？」と考える方も多いでしょう。
実は、水没したトラックでも買取可能なケースが多いです！
水没・冠水トラックが買取される理由
-
① 海外での需要がある
日本のトラックは耐久性が高く、アフリカ・東南アジア・中東などで中古車の需要があります。
エンジンを載せ替えて再販するケースも多いため、水没トラックでも買取されることがあります。 -
② 部品として販売できる
走行不能なトラックでも、エンジン・ミッション・タイヤ・電装品などの部品単体で販売可能です。
特に人気メーカー（いすゞ・日野・三菱ふそう・UDトラックス）の部品は高価買取されることが多いです。
買取価格の目安
水没・冠水の程度によりますが、
✅ 軽度の水没トラック → 市場相場の50％前後の買取額
✅ エンジン修理が必要なトラック → 市場相場の30％前後の買取額
✅ 動かないトラック → 最低価格保証付きで買い取り（10万円〜50万円程度）
💡 買取のポイント
- 買取実績が豊富な業者を選ぶ
- 海外販路を持つ業者を選ぶ
- 無料査定を活用して複数の業者と比較する
水没・冠水したトラックは修理不能でも売却できる！
水没・冠水によるトラックの被害は深刻ですが、適切な対応をすれば資産価値を無駄にせずに済みます。
✅ エンジンや電気系統が冠水すると修理費用は高額になる（50万円〜100万円以上）
✅ 水没・冠水したトラックでも買取可能！海外需要や部品需要があるため
✅ 修理費が高額なら、買取業者に査定依頼をして売却するのも選択肢のひとつ
水没・冠水してしまったトラックを無駄にせず、最適な選択をするためにも買取業者の査定を活用しましょう！
中古トラックの売却を検討されている方はエブリィのかんたん買取査定もしくは海外委託販売をぜひご活用ください。
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