ダンプの種類を徹底解説!代表車種や積載量、使用時の注意点まで詳しく紹介

建設現場や運搬作業で活躍する「ダンプトラック」。
荷台を傾けて積み荷をスムーズに下ろせるのが特徴で、効率的な作業を可能にする重要な車両です。

しかし、一口に「ダンプ」といっても さまざまな種類やサイズ があります。
用途に応じた適切なダンプを選ばなければ、作業効率が落ちるだけでなく、法律違反や安全面のリスクも発生する可能性があります。

今回は、 ダンプの種類や特徴、代表車種のスペック、使用時の注意点 について詳しく解説します。


ダンプにはどんな種類がある?主なタイプを紹介!

ダンプは、 運搬する荷物の種類や荷台の構造 によって分類されます。
それぞれの特徴を知り、用途に合った車両を選びましょう。

① 土砂ダンプと土砂禁ダンプ

ダンプには 「土砂ダンプ」「土砂禁ダンプ」 の2種類があります。

土砂ダンプ
建設現場でよく見られる一般的なダンプで、土砂や砂利、砕石など重量のある資材を運ぶために使用されます。
荷台を後方に傾けることで、スムーズに積み荷を排出できるのが特徴です。

土砂禁ダンプ
土砂の運搬が禁止されているダンプで、 ペットボトルやゴミ、軽量の資材(木材・チップ・石炭など) の輸送に適しています。
荷台の側面が高く作られており、 「土砂等運搬禁止」の表示義務 があります。


② ダンプの形状による分類

ダンプは 荷台の構造や積み荷の下ろし方 によって、さらに細かく分類されます。

✅ リアダンプ(後方ダンプ)

最も一般的なタイプで、荷台を 後方に傾けて積み荷を降ろす ダンプです。
建設現場や土木工事など、多くの場面で使用されます。

✅ 3転ダンプ

荷台を 後方・左右の3方向に傾けられる タイプ。
狭い現場でも柔軟に積み荷を排出できるため、工事現場や狭い道路での作業に便利です。

✅ ローダーダンプ

荷台を持ち上げるだけでなく スライドさせて荷物を降ろせる タイプ。
車両運搬や機材の移動に適しており、フォークリフトなどの機械を運ぶ際にも活躍します。

✅ サイドダンプ

積み荷を 車両の側面から排出できる ダンプで、一方通行の道路や高さ制限のある現場で使用されます。
特に狭い場所での作業に向いています。

✅ 重ダンプ(オフロードダンプ)

一般のダンプより 大きなタイヤと強力なエンジン を備え、鉱山や大規模な工事現場で使われる特別なダンプです。
一般道の走行はできず、主に工場内や専用の運搬路で活用されます。


ダンプのサイズと代表車種をチェック!

ダンプは 大型・中型・小型 の3つのカテゴリーに分けられ、それぞれのサイズごとに用途が異なります。

① 大型ダンプ(最大積載量:約10t)

最もパワフルなダンプで、主に大規模な建設現場や産業廃棄物の運搬に使用されます。

代表車種:三菱ふそう スーパーグレート

  • 型式:2PG-FV70GX
  • 全長:7,770mm
  • 全幅:2,490mm
  • 全高:3,350mm
  • 最大積載量:9.8t

② 中型ダンプ(最大積載量:約4t)

建設業や運送業など幅広い用途で使用される、バランスの取れたサイズのダンプ。

代表車種:日野 レンジャー

  • 型式:FC2ABA
  • 全長:5,360mm
  • 全幅:2,190mm
  • 全高:2,480mm
  • 最大積載量:3.65t

③ 小型ダンプ(最大積載量:約2t〜3t)

狭い現場や短距離の運搬に最適なサイズ。
街中の工事現場や建材の運搬に多く利用されます。

代表車種:いすゞ エルフ

  • 型式:2RG-NJR88AN
  • 全長:4,690mm
  • 全幅:1,695mm
  • 全高:1,970mm
  • 最大積載量:2t

ダンプ使用時に注意すべき法律と安全管理

ダンプを運用する際には 法律上のルールや安全管理 にも注意が必要です。

① 過積載は絶対にNG!

ダンプの 最大積載量を超えて荷物を運ぶと「過積載」となり、法律違反 になります。
過積載を行うと以下のようなリスクがあります。

車両に過度な負担がかかり、故障の原因になる
左右バランスが崩れ、横転やブレーキの利きが悪くなる
罰則として罰金や免停処分が科される

特に 最大積載量の2倍を超える荷物を積んだ場合、即時告発の対象 となり、100万円以下の罰金刑が下されることもあります。


② ダンプには表示番号の義務がある

土砂や建材を運搬する 最大積載量5t以上、または車両総重量8t以上のダンプには「表示番号」の記載が義務付けられています。
違反した場合は、 3万円以下の罰金 が科されるため、適切な表示を行いましょう。


まとめ|用途に合ったダンプを選ぼう!

ダンプには 多くの種類やサイズ があり、それぞれ 適した用途や法律上の規制 があります。
用途に合ったダンプを選ぶことで、 作業の効率が向上し、安全性も確保 できます。

リアダンプ・ローダーダンプ・3転ダンプなど、用途に応じたタイプを選ぶ
大型・中型・小型のサイズによって積載量や用途が異なる
過積載や表示義務など、法律をしっかり守る

ダンプの購入や買取をお考えの方は、 用途に合った最適な一台を選ぶことが重要 です。
気になる方は、ぜひ 専門の販売店や買取業者に相談 してみてください!

中古トラックの売却を検討されている方はエブリィのかんたん買取査定もしくは海外委託販売をぜひご活用ください。

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