トラック荷台に鉄板を貼ると構造変更が必要?手続きの流れと注意点
トラックの荷台に鉄板を貼る加工は、強度や耐久性を高める方法として多くのドライバーや運送会社に選ばれています。
しかし、こうした改造を行った場合、**「構造変更手続き」**が必要になるケースがあることをご存じでしょうか?
構造変更を行わないまま車検を受けると、不合格や違法改造扱いになる可能性もあります。
この記事では、荷台鉄板貼り後に必要な構造変更の手続きや流れ、注意点をわかりやすく解説します。
トラック買取・販売に携わるエブリィだからこそ、実務に即したポイントをお伝えします。
鉄板を貼るだけでも構造変更が必要?その理由とは
トラックの荷台に鉄板を貼ると、車両の重量が増加し、結果として最大積載量や総重量が変わることがあります。
このように、車検証に記載された数値と現状が異なる場合は、構造変更の手続きが必要です。
構造変更とは、車体の寸法・重量・積載量・形状などが変更された際に行う正式な申請手続きのこと。
運輸支局で構造変更検査を受け、内容に応じて新しい車検証が発行されます。
なお、軽微な改造(例:小規模な補修や部品交換)であれば手続き不要の場合もありますが、
以下のいずれかを超える変更がある場合は必ず構造変更申請が必要です。
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全長:±3cm以内
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全幅:±2cm以内
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全高:±4cm以内
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車両重量:±100kg以内
鉄板を貼る場合は、100kgを超える重量増加となることが多く、
構造変更の対象になるケースが大半です。
構造変更手続きの流れ
トラックに鉄板を貼った後、構造変更を行う基本的な流れは以下の通りです。
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陸運支局のホームページで構造変更検査の予約
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必要書類を準備して持参
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書類の記入・提出
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自動車重量税の納付
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構造変更検査を受ける
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合格後、窓口で再提出し新しい車検証を発行
はじめて手続きする方は、運輸支局の案内カウンターで相談するとスムーズです。
また、書類作成には専門的な数値や記入項目が含まれるため、不安な場合は行政書士への依頼もおすすめです。
構造変更に必要な主な書類一覧
構造変更を申請する際には、以下の書類を準備しておきましょう。
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現在の車検証
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構造変更申請書(運輸支局で入手可能)
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自賠責保険証
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点検整備記録簿
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印鑑(法人の場合は代表者印)
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委任状(代理人手続き時)
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自動車検査票
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自動車重量税納付書
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手数料納付書
これらを提出し検査に合格すると、新しい車検証が交付され、正式に公道走行が可能となります。
鉄板貼りは専門工場に依頼を
「鉄板を貼るだけ」と思われがちですが、実際は溶接や強度確認など専門的な施工が必要です。
車体バランスを損ねないように仕上げるには、専用設備を備えた工場での作業が欠かせません。
エブリィでは自社で鉄板貼りや改造を直接行ってはいませんが、
全国の提携架装・修理工場と連携し、信頼できる施工先をご紹介しています。
提携工場では、次のような加工や手続きに対応が可能です。
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床鉄板の貼り付け・補強
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床板の張り替え
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構造変更に関する相談・代行サポート
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必要書類の準備・検査手続き支援
費用の目安(例):床鉄板貼り加工 280,000円〜(税込)
※車両のサイズや仕様により変動します。
エブリィが窓口となり、お客様のご希望内容や車両状態に応じて、
最適な提携工場をご案内いたします。
鉄板貼り後は必ず構造変更で合法的に!
荷台に鉄板を貼ることで、耐久性・実用性が向上しますが、
構造変更を行わないままでは車検に通らない、または違法改造扱いとなる可能性があります。
構造変更は専門知識が求められるため、
正確な対応を希望する方は、提携工場や専門業者を通じて進めるのが安心です。
エブリィでは、
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トラックの買取・販売
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構造変更・鉄板貼りを行う提携工場の紹介
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買い替えやカスタマイズに関する相談
を通じて、お客様のトラック運用をトータルでサポートしています。
まとめ|鉄板貼り後の構造変更は専門サポートで安心
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鉄板貼りで重量が増えると、構造変更が必要になる
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書類や検査の準備が必要なので、事前確認が重要
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専門設備を持つ提携工場に依頼すれば安全・確実
「荷台の補強をしたいけど、構造変更が必要かわからない」
「手続きや工場選びをサポートしてほしい」
そんなときは、ぜひエブリィへご相談ください。
提携工場のご紹介や買取査定のご案内など、トラックの再活用をしっかりサポートいたします。
中古トラックの売却を検討されている方はエブリィのかんたん買取査定もしくは海外委託販売をぜひご活用ください。
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