トラックを再び公道で走らせるためには、必要な手続きのひとつとして「予備検査(予備車検)」を受ける必要があります。
特に、一時抹消登録(いわゆる廃車手続き)をしたトラックを再利用する場合や、一時抹消状態の中古トラックを購入した際には、この予備検査が必須です。
本記事では、予備検査の概要、通常の車検との違い、検査に必要な書類や費用の目安、手続きの流れなどを詳しく解説していきます。
トラックの売買や登録をスムーズに進めるためにも、ぜひチェックしてみてください!
予備検査(予備車検)とは?通常の車検との違いも解説
🚛 予備検査とは?
予備検査とは、一時抹消登録(ナンバープレートを返却した状態)のトラックに対して、公道を走るための基準を満たしているかを確認する検査です。
予備検査に合格すると「自動車予備検査証」が発行され、新規登録や名義変更などの手続きが可能になります。
これにより、再びナンバープレートを取得し、トラックを公道で運行できるようになります。
🚛 予備検査と通常の車検の違い
✅ 車検(継続検査)
- 対象車両:現在登録され、公道を走行中のトラック
- 交付される証明書:車検証(有効期限あり)
- 点検項目:安全基準の検査+法定点検(オイルやブレーキのチェックなど)
- 有効期限:小型トラックや8t未満のトラックは初回2年、2回目以降1年
- 法定点検:あり(各パーツの詳細チェック・交換も含む)
✅ 予備検査
- 対象車両:一時抹消登録をしているトラック(ナンバーなし)
- 交付される証明書:自動車予備検査証(有効期限3ヶ月)
- 点検項目:公道を走れるかの基本検査のみ(法定点検は含まれない)
- 有効期限:交付から3カ月(その間に新規登録が必要)
- 法定点検:なし(エンジンオイルやブレーキなどの細かい点検は含まれない)
つまり、**予備検査は「車検の簡易版」**とも言えます。
あくまで「公道を走れる状態か」を確認するものであり、通常の車検とは異なり、詳細な点検や部品交換の義務は含まれません。
予備検査(予備車検)の流れ
予備検査を受けるためには、以下の手順で手続きを行います。
📌 1. 予備検査の予約
運輸支局または軽自動車検査協会に予約をします。
直接窓口に行くか、事前に電話やインターネットで予約することができます。
📌 2. 必要書類の準備
予備検査を受けるためには、以下の書類が必要です。
✅ 登録識別情報等通知書(旧車検証に代わるもの)
✅ 譲渡証明書(中古車を購入した場合)
✅ 予備検査の申込書(運輸支局で入手可能)
✅ 認印または社印(法人の場合)
✅ 委任状(申請者が本人でない場合)
書類の詳細はトラックの車種や状況によって異なるため、事前に運輸支局で確認しておくと安心です。
📌 3. 予備検査の実施
予約した日時に運輸支局へトラックを持ち込み、検査を受けます。
検査コースでは、以下の項目がチェックされます。
- ブレーキの効き具合
- ライトの点灯状況
- スピードメーターの表示誤差
- ホイールアライメント(車輪の向き)
- 排ガス基準の適合性
予備検査に合格すると、「自動車予備検査証」が発行されます。
ただし、有効期限は3カ月間なので、期間内に新規登録手続きを行う必要があります。
予備検査の費用はどのくらい?
予備検査にかかる費用は、一般的に以下の通りです。
項目 | 費用目安 |
---|---|
検査手数料 | 1,100円 |
検査費用 | 5,000円前後 |
仮ナンバー申請(必要な場合) | 750円〜1,500円 |
レッカー代(持ち込みが困難な場合) | 5,000円〜20,000円 |
整備費用(必要な場合) | 10,000円〜50,000円以上 |
トラックの状態によっては、修理や部品交換が必要になることもあるため、事前に自己点検を行うのがおすすめです。
予備検査を受ける際の注意点
🚨 1. 予備検査だけではトラックの安全性は保証されない
予備検査は、公道を走る最低限の基準を満たしているかを確認するものであり、エンジンやブレーキパッド、オイル類などの細かい点検は行いません。
そのため、予備検査に合格しても別途、法定点検を受けることを推奨します。
🚨 2. 予備検査証の有効期限は3カ月!
予備検査に合格すると発行される「自動車予備検査証」ですが、有効期限は3カ月間しかありません。
期限が切れると再検査が必要になるため、新規登録や名義変更の手続きを早めに進めることが重要です。
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🚛 取り扱い中古トラック例
- 三菱キャンター(2RG-FEB80)年式:令和6年11月 / 走行距離:1,000km
- 三菱スーパーグレート(2PG-FS74HZ)年式:令和6年11月 / 走行距離:2,000km
- 三菱ファイター(2KG-FK62FZ)年式:令和6年11月 / 走行距離:2,000km
まとめ
🔹 予備検査は一時抹消登録のトラックを再び公道で使用するために必要な検査
🔹 車検とは異なり、法定点検は含まれないので注意が必要
🔹 検査後の「自動車予備検査証」は3カ月間有効
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