1. はじめに
エブリィでは、日本国内で長年使用されてきた中古車を世界各国へ輸出しています。特にアフリカ諸国では、日本車の「耐久性」と「経済性」が高く評価されており、多くのお客様から信頼をいただいています。
今回は、三菱 キャンター(U-FE335B)・1990年式をモザンビークへ輸出した事例をご紹介します。モザンビークは南部アフリカに位置する国で、港湾都市マプトを中心に物流や建設業が発展しており、中古トラックの需要が年々増加しています。特にキャンターのような中型トラックは、都市部から地方まで幅広い用途で活用され、現地の経済活動を支える存在となっています。
本記事では、輸出車両の詳細情報に加え、なぜこのモデルがモザンビーク市場で支持されるのか、そして現地のお客様の声を通して、日本の中古車が果たす役割について詳しく解説します。
2. 輸出車両の詳細情報
今回輸出した 三菱 キャンター(U-FE335B) の基本情報を以下にまとめました。
項目 | 詳細 |
---|---|
車名 | 三菱 キャンター |
型式 | U-FE335B |
エンジン型式 | 4D32(直列4気筒ディーゼル) |
排気量 | 3,300cc |
駆動方式 | FR(後輪駆動) |
トランスミッション | 5速MT |
最大積載量 | 約2,000kg(仕様により異なる) |
ボディタイプ | キャブオーバートラック |
主な用途 | 貨物輸送、建設資材運搬、商業用 |
特徴 | シンプルな構造で整備性に優れる/高耐久ディーゼルエンジン搭載 |
1990年式のU-FE335Bは、最新モデルと比べると装備は簡素ですが、部品構造がシンプルであるため現地での整備が容易という大きな利点があります。この「整備性の高さ」こそが、発展途上国で高く評価される理由の一つです。
3. なぜこの車がモザンビークで人気なのか?(市場背景)
① 耐久性に優れた設計
モザンビークの道路事情は、都市部を除くと未舗装路が多く、車両には高い耐久性が求められます。キャンター(U-FE335B)はシンプルな構造と頑丈なフレームを持ち、悪路や高温環境でも安定して走行できるため、現地ユーザーから厚い信頼を得ています。
② 経済的な燃費性能
4D32エンジンは出力は控えめながらも燃費効率が良く、長距離輸送でも燃料コストを抑えることが可能です。燃料費が経営コストに直結するモザンビークでは、低燃費かつメンテナンスが容易なディーゼル車が重宝されています。
③ 多様な用途に対応
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商業輸送:農産物や日用品の輸送
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建設業:資材や工具の運搬
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地域物流:小規模事業者が町と村を結ぶ輸送に利用
このように、キャンターは「働くトラック」として幅広い業種で必要とされています。特に中古車であっても十分に機能を果たす点が、モザンビーク市場における大きな強みです。
4. 現地のお客様の声
今回、キャンター(U-FE335B)を購入されたモザンビークのお客様からは、以下のようなご感想をいただきました。
「日本から届いたキャンターは外装もきれいで、エンジンの調子も良好でした。すぐに仕事に使い始めることができ、非常に満足しています。」
「エブリィのサポートはとても安心できました。輸送の進捗を逐一知らせてくれたので、初めての輸入でも不安はありませんでした。これからも日本の中古車を頼りにしたいです。」
現地では、日本の中古トラックは「壊れにくく、安心して長く使える」というイメージが定着しており、エブリィの丁寧なサポート体制とあわせて高い評価をいただいています。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
今回ご紹介した 三菱 キャンター(U-FE335B)・1990年式のモザンビーク輸出事例は、日本車が現地の生活や産業を支える重要な役割を担っていることを示しています。
30年以上前のモデルであっても、耐久性と整備性に優れたキャンターは、モザンビークのような新車購入が難しい地域で非常に重宝されています。中古車を輸出することで、日本で役目を終えた車両が新たな地で活躍を続ける――これは持続可能な資源循環の一例でもあります。
エブリィでは、こうした中古トラックをはじめ、乗用車・バス・特殊車両まで幅広く取り扱い、世界100カ国以上へ輸出しています。豊富な実績と専門知識を活かし、迅速かつ安心のサービスを提供いたします。
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