1. はじめに
今回ご紹介するのは、日本国内で使用されていた「トヨタ コースター(KC-HDB51)」をタンザニアへ輸出した実績です。1999年式とやや年式は古いものの、トヨタならではの堅牢なつくりと実用性の高さから、現在もなおアフリカ諸国を中心に高い需要を誇る車両です。
タンザニアでは都市部から地方まで、乗合バスとしての需要が非常に高く、特に信頼性のある日本の中古バスは多くの事業者に選ばれています。本記事では、輸出されたコースターの仕様、なぜこの車両が現地で支持されているのか、輸出に至るまでのプロセス、そして現地バイヤーの声などを交えて詳しくご紹介いたします。
2. 輸出車両の詳細情報
項目 | 内容 |
---|---|
車種名 | トヨタ コースター |
型式 | KC-HDB51 |
エンジン型式 | 1HD-T(4.2L 直列6気筒ディーゼルターボ) |
定員 | 最大29名(仕様により異なる) |
トランスミッション | 5速マニュアル |
駆動方式 | 後輪駆動(FR) |
燃料 | 軽油(ディーゼル) |
車両寸法 | 全長約6,990mm × 全幅約2,020mm × 全高約2,630mm |
装備 | エアコン、パワーステアリング、スライドドア、補助ステップなど |
用途 | 小規模輸送、観光バス、スタッフ送迎、スクールバスなど |
KC-HDB51は1HD-T型のパワフルなディーゼルエンジンを搭載しており、耐久性と高トルク性能に優れ、特に傾斜の多い地域でもしっかりと力を発揮します。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
タンザニアはアフリカ東部に位置する発展途上国でありながら、観光業や物流インフラの拡大が進んでおり、交通手段の需要が年々高まっています。特に地方都市や村落における公共交通はまだ整備が進んでおらず、小規模な乗合バスが人々の移動の足となっています。
トヨタ コースターが人気を集める理由は以下のとおりです。
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耐久性の高さ:アフリカ特有の悪路や高温多湿の環境にも耐える設計。サスペンションやシャーシの剛性が高く、過酷な条件でも長く使える。
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部品の入手しやすさ:トヨタ車は現地においても部品供給網が整っており、修理やメンテナンスがしやすい。
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多用途に対応:乗合バスとしての利用はもちろん、学校送迎、観光業、企業スタッフの送迎にも活用可能。
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経済性:ディーゼルエンジンによる燃費の良さと、比較的安価な導入コストが、事業者にとって魅力。
このような理由から、1990年代~2000年代前半のトヨタ コースターは、今なおタンザニア国内で高く評価され、多くのバイヤーが日本からの輸入を希望しています。
4. 現地のお客様の声
今回のコースターを購入されたタンザニアのバイヤー様からは、次のようなフィードバックをいただきました。
「トヨタのバスは、どんな道でもトラブルが起きにくくて安心して使えます。以前もコースターを使っていましたが、新しく導入したこの車両はとても良いコンディションでした。」
「エブリィさんの輸出対応はとても丁寧で、出荷の連絡や書類のサポートも分かりやすかったです。今回は中古車でも信頼して任せられたので、次回もお願いしたいです。」
このように、車両の品質はもちろん、日本からの輸送体制にも高い満足をいただいております。特に初めて日本から車を輸入されるお客様にとって、スムーズで丁寧な対応は安心材料になります。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
トヨタ コースター(KC-HDB51)のように、日本では年式が古くなって需要が落ちた車両でも、海外ではまだまだ活躍できる場が広がっています。特にアフリカ諸国では、信頼性のある中古車へのニーズが年々高まっており、日本車の価値は非常に高く評価されています。
エブリィでは、乗用車・商用車・バスなど、さまざまな車種の買取を行っており、海外輸出を前提とした高い評価での買取査定が可能です。「古いから売れない」と思っていたお車でも、実は世界中で必要とされているかもしれません。
輸出実績豊富なエブリィが、買取から輸出手続きまで一貫してサポートいたします。ご不要となった車両の売却をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。皆様の大切なお車を、次のステージで活躍させるお手伝いをいたします。
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