1. はじめに
日本国内で長年活躍してきた大型トラック「いすゞ ギガ（KL-EXD52D3）」が、このたびフィリピンへ輸出されました。2004年式ということで、年式的には20年近く経過していますが、その堅牢な車体構造と高トルクエンジン、そして日本国内でしっかりと整備されてきた履歴が評価され、フィリピンの物流市場においても非常に高いニーズがあります。
いすゞのギガシリーズは、国内外問わず大型輸送の現場で圧倒的な信頼を獲得してきた車両です。この記事では、このKL-EXD52D3型の基本情報をはじめ、なぜフィリピンで人気があるのか、現地バイヤーの反応、そしてエブリィの買取から輸出までの流れについてご紹介します。
2. 輸出車両の詳細情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車種名 | いすゞ ギガ |
| 型式 | KL-EXD52D3 |
| エンジン型式 | 6WF1（直列6気筒 15.7L ディーゼルターボ） |
| 最大出力 | 約370PS（272kW） |
| 駆動方式 | 6×4（ダブルアクスル後輪駆動） |
| トランスミッション | 7速マニュアル |
| 燃料 | 軽油（ディーゼル） |
| 最大積載量 | 約11,500kg（仕様により変動） |
| 車両総重量 | 約24,000kg |
| ボディタイプ | トラクターヘッド（セミトレーラー牽引） |
| 主な装備 | エアブレーキ、リターダ、パワステ、エアサス、ABS（車両により装備差あり） |
このKL-EXD52D3型は、トラクターヘッドとして長距離輸送や大型貨物の牽引に特化しており、抜群の耐久性と馬力で海外市場でも多くの支持を得ています。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか？（市場背景）
フィリピンは、群島国家として複数の島々に分かれており、その物流の中心を担うのが港湾から内陸都市へのトラック輸送です。新車トラックは高額でなかなか手が出せない中小事業者にとって、日本からの中古輸入トラックは非常に魅力的な選択肢となっています。
人気の理由は以下の通りです：
-
抜群の耐久性と信頼性
いすゞの大型トラックは、東南アジア諸国で圧倒的なブランド力を誇り、現地整備士にもメンテナンスの知識が浸透しています。 -
圧倒的なパワー
15.7Lエンジンは重積載に対応可能で、山道や坂道の多い地域でもストレスのない運行が可能です。 -
部品の入手が容易
いすゞ車はアジア圏において汎用性が高く、正規部品・代替部品が豊富に流通しているため、長期運用が現実的です。 -
コストパフォーマンスの良さ
新車価格の半額以下で導入でき、十分な残存耐久性があるため、中小物流業者にとっては即戦力になります。
さらに、道路事情が必ずしも整っていない地域では、電子制御が複雑な最新トラックよりも、メカニカルで頑丈な中古車両の方が重宝される傾向があります。
4. 現地のお客様の声
今回のいすゞギガ（KL-EXD52D3）を輸入したフィリピンのバイヤー様からは、以下のようなコメントをいただいています。
「エンジンの状態が非常に良く、メンテナンスもされていた形跡があり、到着後すぐに業務に使用できました。さすが日本の中古トラックという印象です。」
「エブリィさんからの輸送手続きはとてもスムーズで、必要書類も丁寧にまとめられており、フィリピン側の通関もスムーズでした。今回は初めての取引でしたが、安心感がありました。」
このように、日本車の信頼性はもちろん、エブリィの輸出サポート体制にも満足いただけたとのお声を多くいただいています。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
いすゞ ギガ（KL-EXD52D3）のような大型トラックは、日本では排ガス規制や車両代替のサイクルによって買い替えが進む一方で、海外では「今が活躍の時」として大切に使用される場面が少なくありません。
エブリィでは、こうした車両を適正価格で買取し、整備・検査を経て、世界中の必要とされる地域に送り届けています。フィリピン、アフリカ諸国、中南米、太平洋諸島など、100ヶ国以上への輸出実績があり、各国の通関や現地事情にも精通しております。
「古くてもう売れないかも…」と思われた車両でも、海外では必要とされているかもしれません。トラック、バス、乗用車問わず、どんな車両でもまずはエブリィにご相談ください。買取査定は無料で、オンラインでも対応しております。
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