トラックの後方に取り付けられている「テールランプ」は、ドライバー自身が見えにくい位置にあるため、点灯していないことに気付きにくい部品です。
特に大型トラックの場合、キャビンから後方まで距離があるため、ランプの破損や不具合に気付けず、そのまま走行してしまうケースも少なくありません。
しかしながら、テールランプの点灯不良は重大な事故につながる恐れがあるため、日常点検の中でも見落としてはならないポイントです。
今回は、テールランプの役割や法的な基準、破損時の対応方法まで詳しくご紹介します。
見落としがちなテールランプの役割とは?
テールランプは「尾灯(びとう)」とも呼ばれ、夜間や悪天候時に後続車に自車の存在や車幅を知らせるための重要な安全装備です。
多くの車種ではヘッドライトと連動して自動点灯しますが、その機能が正常でなければ安全性が大きく損なわれてしまいます。
道路運送車両法の保安基準では、テールランプに以下の条件が定められています。
-
自動車の後部両側に赤色の灯火を備えること
-
夜間、300m後方から点灯が確認できること
-
レンズに著しい破損や汚れがないこと
-
左右対称に配置されていること
このような基準を満たしていない場合、道路交通法違反として罰金や違反点数が課せられる可能性があるため注意が必要です。
故障したまま走行すると違反?テールランプの法的リスク
仮に片方のテールランプが点灯していない場合でも、違反として扱われます。
整備不良に該当し、大型車の場合は反則金9,000円・違反点数1点が科せられる可能性があります。
しかもテールランプの故障は後方からの視認性が下がるため、追突事故のリスクも高まります。
ドライバーの「気づかなかった」では済まされないのがこの問題です。
日常点検の中にテールランプの点灯チェックを組み込むことが、安全と法令順守の第一歩といえるでしょう。
もし破損してしまったら?自分でできるテールランプの交換方法
テールランプが破損した際は、なるべく早めに交換が必要です。
幸いなことに、テールランプの交換作業は比較的シンプルで、自分で対応することも可能です。
交換の基本手順は以下の通り:
-
テールランプユニットを固定しているネジを取り外す
-
レンズカバーを外し、切れている電球を取り外す
-
新しい電球に交換する
-
点灯を確認し、もとに戻す
修理費用を抑えたい場合は、中古のテールランプを使用するのもおすすめです。
中古テールランプのメリット
中古部品の魅力は何と言っても、以下の2点に集約されます。
-
コスト削減:新品よりも大幅に安価に入手可能
-
スピード対応:在庫があれば即日発送も可能で、車両のダウンタイムを短縮できる
三菱ふそう・スーパーグレートの特徴もチェック!
テールランプの交換対象として多く扱われる車種のひとつが、「三菱ふそう スーパーグレート」。
大型トラックとして高い人気を誇るモデルです。
パワフルなエンジン性能を備え、10.7Lの6R20エンジンや7.7Lの6S10エンジンなど、業務に応じた選択が可能。
さらに、レーンキープや緊急ブレーキなどの先進安全機能も搭載し、ドライバーの安心運転をしっかりサポートします。
室内も快適性を重視した設計で、長時間運転の疲労軽減にも貢献しています。
中古スーパーグレートの在庫も多数取り揃えております。
テールランプの異常は早めの交換で安全確保を!
テールランプの点灯不良は、放置してしまうと安全面でも法的にも大きなリスクを伴います。
万が一のトラブルを防ぐためにも、日常点検と早めの対応を心がけましょう。
エブリィでは、トラックの買取り・販売までトータルで対応しています。最短30分で在庫確認・見積もりをご案内いたします。
中古トラックの売却を検討されている方はエブリィのかんたん買取査定もしくは海外委託販売をぜひご活用ください。
「あなたのクルマを、必要としている国へ」
トラック買取・車買取・トラクター買取・自動車輸出・貿易コンサルティング
株式会社エブリィ