海外で需要の高い、常に世界各国から問い合わせがあるような人気車種を紹介します。
ランドクルーザープラドを始めとするトヨタのSUVは世界で最も人気がありますが、その中の一つとして一世を風靡した「ヴァンガード」というモデルがありました。
ヴァンガード(VANGUARD)は「アクティブ&ラグジュアリー」「高級クロスオーバーSUV」をコンセプトに開発され、「質」「機能」「装備」を高めて高級感を訴求した車種として、2007年から2013年まで製造されていました。先代にあたる「クルーガー」の後継モデルとしてデビューしました。英語の「Vanguard(先駆者)」に由来し、スタイリッシュで高い走行性を誇るクロスオーバーSUVとして、新しい時代を切り拓く、都会の似合うフォーマルなSUVモデルとして相応しいネーミングです。
競合の厳しいミディアムSUVの中でも、パワフルな走りと高いクオリティ、力強さ・逞しさ・高級感とバランスの取れた個性的なデザインから、高い人気を誇っていたのがこのヴァンガードであり、先代にあたる「ハリアー」や「クルーガー」から、より質感・機能性・装備にこだわり、高級感を訴求したモデルとして開発されました。
1800mmを超える安定感あるワイドボディに、7人乗車の3列シート車と、5人乗車の2列シート車を設定。搭載ユニットは、V6 3.5Lエンジン(280馬力)と直列4気筒2.4Lエンジン(170馬力)の2タイプがあり、海外では輸入関税が安価な2.4Lエンジンが特に人気です。
3代目RAV4の海外向けプラットフォームをベースに設計され、2列シートの5名乗車仕様と3列シートの7名乗車仕様が設定され、ワイドな車幅と相まって、広く快適な室内空間を実現しています。
中古のヴァンガードは、2014年までは特にケニア向けに多く輸出されていましたが、ケニアの年式規制が原因で、現在はケニア向けに輸出することはできないのですが、ケニア以外でもウガンダ・タンザニア・ザンビア・モザンビーク・中南米各国等多くの国から毎日のように引き合いがある人気モデルです。
中古ヴァンガードの海外人気はこれからも衰えることなく続いていくでしょう。
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